なんで、掃除してるとこに来るかなぁーーって、思いません??
常々、疑問に思ってたことがわかって、ちょっとほろっときた出来事、
考えた対策を書いてみます。
トイレ掃除してる時に、誰かが来て、
「トイレ行きたい、まだ?」って、急かされることについて、以前書いたのだけど。
改めて思い出したことがあって。
掃除終わるまで待っててね、で済むんだったらもちろん楽だけど、たいていそうはいかない。
相手の状態によっては、「待つこと」そのものが、難しいし、
そうなると、できるだけ、掃除を切り上げて、トイレを使ってもらえるようにするんだけど・・・
わざわざ掃除中に来る??
トイレに行きたいと思ったら、たまたま掃除中だった、
これはまぁ、仕方ない。そういうことはある。
しかし。
医療福祉関係にいた頃、
掃除してるところに来られて、トイレに行きたがる人、なんか、多くない?? 多いよね??
って感じたことがあって。
そりゃね、スタッフ側としては、困っちゃうから、多く感じただけ、かもしれない。
掃除する時間が、食後ちょうどトイレに行きたい時間帯だったのかもしれない。
でもね。
いやいや、ついさっきまで、トイレがら空きだったじゃーん、
どーして、掃除しだしたとこに来るかなぁ、と。
そういうことが、けっこう、頻繁にあって。
ある日、思わず、
「あーーー、今、お掃除はじまったたとこなのにぃーー」と言ったら、
「だって、あんたが見えたから」と、にこにこ。
「おしっこ、行こうー、思うて」と、おっしゃったのだ。
・・・!!!
そ、そういうパターンもあるのかぁーーーって、その時、思ったのだ。
そこに、あなたがいたから
つまり、トイレに行きたくて目指してきたわけじゃなく、
そこに、掃除する人がいることで、目についちゃった、と。
それも、近くに行こうって思う相手だった、と。
で、近づいてみて、
”あ、ここ、トイレだ。・・・そーだ、トイレ行こう、トイレ行きたいわぁ”
って、思っちゃったんじゃないか、と。
あくまで、私の推測ですけどね。
その方は、認知症のある方で、
トイレは誘導と介助で時々できる、でも、失禁のほうが多い方でした。
だから、「行きたい」って言われた時に、トイレでしてもらえるほうがいい。
いや、じつは、
せっかくトイレ掃除を中断しても、
ちゃんとトイレでおしっこできるとは限らないんだけども、
スタッフ側も、努力できるときはする、
できんときは、ごめん、っていうか。
トイレと気が付かなければ・・・
でも、この件で、私が思ったのは、
そういえば、自分だって、知らん土地でトイレ見かけたら、行っとこうって思うよな、と。
べつに、もっと後の時間でもいいし、別の場所でもいいはずなんだけど、
今、目の前にある!って、やっぱ強力で・・・
今、行こう!って思っちゃうよね・・・、
それも、知ってる人がいたら、
行こう行こう! 今、行っとこうって なりそうだよ、と。
つまり、
トイレに気が付かなかったら、べつに、その時じゃ無くてもいい、
そういう人はたぶん普通にいて。
ただ、認知症があると、基本、「今」に生きておられて、今行きたいって思ったらそうなので、けっこう顕著にあらわれやすいのかもなぁ、と。
一般の元気な人みたいな、もうちょっと待とうとか、他のトイレに行こうとか、そのへんは、程度の差はあれど、どうしても難しくなりがちです。
でも、そういうタイプの人が多くて、トイレ掃除中にトイレに来られてるならば、少し減らせるかも。
掃除中はあえて目立たないトイレ
そういうわけで、決して万人向けじゃないのだけど、
ここで書いたような例の場合は、
トイレ掃除は、できるだけ、ひそかに、目立たないように。
そのためには、
・トイレに人がいることが目につかなかったらいいかも。
・そこがトイレだとわかりにくいほうがいいかも。
例えば、
・トイレの入り口ドアは閉めておく(中にいる人や便器等が見えない)
・トイレの表示(「便所」「トイレ」等の文字や、トイレのマーク)を、「掃除中」などの表示で覆う
とか、すぐできそうだよね? と、思ったのだ。
なんだ、そんなことぉーー??って思うかもしれないけど、
私も比較実験したわけじゃないんだけども、
少なくとも、自分が関われたらドアを閉めておく、たったそれだけでも、ちと違った気がする。
(換気は掃除終了後のほうが、舞うことなくていいともきくし・・)
だって、掃除はちゃちゃっと早く終わらせたいじゃん、
そしたら、
落ち着いた状態でトイレを使ってもらえる時間が増えるわけだし、
トイレ介助するにも余裕が出るし、
みんなにいいのではと。
そのほか、
”目につかないように”という意味では、
入り口ドアのないトイレは、パーテーションとかカーテンもありかもしれない。
ただし、これは、転倒の危険は高まりやすいことと、
いつもと様子が違うことで混乱するタイプの方には向かない恐れがあるので、
慎重に考えたほうがよさそう。
なんでもない日常のトイレ掃除に感じた愛
私にとってはもうかなり昔の思い出だけど、
誰もが、トイレの心配をしすぎずに過ごせるといいなぁ。
どなたかの参考になればと思って、書いてみました。
そして。
「だって、あんたが見えたから」という、あの笑顔を、今、思い出すと。
なんだか、ほろっときちゃうのです。
当時は忙しすぎて、んもぉーーって感じだったけど、
あとになってみれば、それもまた、
かけがえのない日常のひとコマだったのだと感じたのでした。