転倒リスクを減らしたかったから
『おしっこガードとびちらずー』を作った、直接のきっかけは、転倒予防です。
隙間からのおしっこ漏れで、滑りやすくなり、転倒するリスクを減らしたかったんです。
エピソード編(便座と便器の隙間から漏れるんよ:障害)も見ていただけたら、と思いますが、
ここでは、その後に考えたことを書いてみます。
床が濡れないことが最優先
便座と便器の隙間からの漏れと、トイレでの転倒、
実際どのくらい関係あるのか、といわれれば、データ的なことは私はわかりません。
でも、一般的にいって、足元が濡れていたら、一気にすべりやすくなる。
転びやすくなります。
トイレは狭いし、便器やらなんやらある。
もし、すべったり、転んだりしたら、頭やら腰やら強打するかも。
そんなトイレの床が濡れていたら・・・転倒リスク急上昇!
だから、私にとって、隙間おしっこ漏れ対策の最優先は、
とにかく、床が濡れないこと。
これが一番でした。
漏れなければいい、だけじゃない
まず思ったのは、
そもそも漏れなければいい、と。
隙間を塞げばいいじゃん、ってことで、
テープとか貼りました。
座りション限定なら、
そのトイレ使う人全員OKなら、それもありじゃないか、と。
でも、ここで問題が・・・
全員?
うちに遊びに来る子どものお友達も?
私の友人なら説明できるのか??
いや、貼る位置とか、種類とか、試しましたよ。
目立たんように、とか。
でも、なんかひっかかる。
そう、いまひとつ、清潔感に欠けるのがまた、困るんだな。
説明が・・・というのもあるけど、自分もひっかかる。
掃除も思ったほどラクじゃないし・・・
そうなると、
これ、毎回私がやるんかい、というちょっとしたストレスと、
だからって、人に頼むのもな、という思いが、モヤモヤ。
自宅だけ隙間漏れ対策しても
そして、根本的なことに気がついた。
これじゃ、施設入所とか、病院とか、使えないじゃん。
(そもそものきっかけが、入所の方だったのに)
清潔維持が重要なとこ、複数の他人が使うとこ・・・
もっといえば、学校とかお店とか。不特定多数の人が使うとこ。
外出先でトイレを一切使わないなんてことは無いんだし、
自宅用の方法だけじゃダメなんだ。
だって、転倒リスクを減らしたいんだから。
なんなら、世の中のトイレぜんぶ、隙間漏れの心配がなくならないとーー。
・・・急に話がデカくなった(苦笑)
頻度が多くなくても、軽視しないで
でも、医療福祉関係にいた頃は、転倒事故っていくら気をつけてても、防ぎきれない感覚はあって。トイレの転倒も少なくはなかった。
ほんとなら軽いケガで済むところを、隙間漏れごときでおもいっきり滑って重症になったとしたら、その1回が命取りなわけです。イヤじゃないですか?
だから、トイレの隙間からのおしっこ漏れって、
もっと真剣に考えられていいはずだと思ったし、今もそれは変わらない。
このあと、『おしっこガードとびちらずー』にいたるまでには、いろんな経緯があって、考えたこともたくさんあるんですが、それはまた、おいおい。
余談
トイレというわけでなく、全般的なことなんですが。
転倒、そんなに多いの?!と驚いたので、参考にのせます。
「どう防ぐ?交通事故の2倍 『転倒死』」
NHK解説委員室 解説アーカイブス https://www.nhk.or.jp/kaisetsu/
関心のある方は参考に。
(サイト内のフリーワード検索を使うと出ます)