おしっこを便器内に流すことにこだわった理由
『おしっこガードとびちらずー』の一番の特徴は、おしっこを便器内に流すこと、漏れを防ぎ続けること、です。
たとえ、お手入れができないときが続いても、頻回に大量漏れレベルがあったとしても、効率よく便器内に流れます。
そうしたのは、誰かが掃除やお手入れしないと、漏れを防ぎ続けられないようでは、転倒予防にならないから。 そう考えたいきさつを書いてみます。
いつ、誰が、掃除して、維持できてるのか?
既存のトイレを使いながら、漏れへの対策をするものの多くは、
「吸収する」という方法をとっていると思います。
これは、少量の漏れに有効です。
なにより、既存のトイレへの尿漏れ対策品が少ないなかで、
多くの人の救いになっているはずです。
しかし、吸収したものは、
洗うか、捨てるか、お手入れが必要。
そうしてこそ、効果を発揮するのです。
逆にいえば
それまでは、汚れたものが身近にある状態が続くことになる。
量が多いと吸収しきれないこともあるかもしれない。
ゴミの日まで保管しなきゃいけないかもしれない。
つまり、いい状態を維持するためには、
いつ、お手入れするか?
誰が、それを担うのか?
という問題と、切り離せないのです。
いいタイミングでお手入れするには、状態を確認しながら過ごす、
おおげさかもしれないけど、モニターしてなきゃいかん、
ということでもあります。
すぐ掃除できない、誰もいないときのリスク
でも、
在宅介護や、医療福祉施設など、多忙な状況を考えると、
目が行き届かない、
手がまわらない、
そういった場面は、たくさんあります。
要介護者一人で独居の方、
家族同居でも、一人ですごす時間が長い方、
たくさんおられると思います。
そうなると、吸収しきれないくらいの大量漏れがあった場合、
すぐにも交換、清掃したいけど、
できる人がいない、という状況がありえる。
誰かがやってくれるまで、その状態が続くのです。
あるいは、ご自身でできるだけの清掃をされるかもしれませんが、
床が濡れているなら、たとえ身体的な障害がなかったとしても、
やはり、転倒リスクが高まることに違いはない。
それは、介護する人にとっても同じ。老老介護ならなおさらでしょう。
私は、それを避けたい、と思いました。
漏れ防止は、防ぎ続けてこそ
転倒のリスクを減らそう、という視点で考えるなら、
隙間漏れは、
防ぐだけでなく、
防ぎ続けなければならない。
究極、ほったらかしでも漏れを防ぎ続けるものが、ベストです。
そうすることで、転倒リスクの高い要介護者等も、
清掃などメンテナンスを担当する人も、守りやすくなるからです。
掃除の負担が減ることも、リスク軽減と思うからです。
ほどほどの漏れ防止でリスク減+ゆとり
『おしっこガードとびちらずー』は、実際のところ、
ご自分でトイレに合わせて設定する都合上、
隙間にきっちりぴったり合わせられないこともあるかもしれません。
当初は「床が濡れない」ことを最優先に考えてた私なので、できるだけしっかり漏れを防ぎたい。けど、自分で設置するわけじゃない、という限界もあるわけです。
そこで、隙間3mm程度をわざと残した状態での実験を行ってみたところ、
隙間に直接スプレーすればさすがに漏れたものの、他は漏れませんでした。
だから、
ほどほどの漏れ防止かもしれないけれど、
たとえ、掃除できないときでも、
大量漏れや頻回漏れを防ぎ続け、大きなリスクを避ける、
そのことの意義は大きいし、そういう隙間漏れ対策グッズがあってもいいはずだ、と思ったのです。
なにより、これまで清掃にかかっていた時間など、
すこしゆとりがうまれるのでは、と。
このことも、また、書いていけたら、と思っています。
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