使い捨てって、便利な印象あるけども、
ほんとにラクなんかな?
実はそんなに便利じゃないのでは?
というのを書いてみたい。
交換するのは簡単、短時間の使い捨て。されど・・・
トイレの隙間漏れ対策での使い捨て
こちらでは、トイレの便座の下の隙間からの尿漏れについて取り上げてるので、
その分野の話にはなるのだけど。
隙間からのおしっこ漏れのお悩みに対して、
たぶん、もっとも多く使われている市販品は、
吸収パッドを便器に貼り付けるタイプのもの。
汚れたら交換する、使い捨ての商品だ。
使い方のわかりやすさ、
手軽に導入できるメリットは大きいと思うし、
なんといっても、長年販売されてきてる。
困っている方々の助けになってきた功績は大きい。
だから、単純に、使い捨てが悪い、というつもりはないし、
使い捨てであることが重要で、必要なこともあると思ってる。
だけども。
取り替えるまでは汚れがたまり、あふれることも
使い捨て商品は、
簡単に取替えられる、とうたってる。
でも、それは、
取り替えるまでは、汚れがたまってるってこと。
吸収タイプなら、
吸収しきれなくなる前に、交換する必要があるってことなのです。
では、吸収しきれなくなるタイミングは、
誰がみはからい、
現実に、いつ、交換できるのか。
例えば、
働きながら、自宅で家族を介護してるとしたら?
あるいは、
離れて暮らす家族が、徐々に認知症になってるとしたら?
取り替えの作業そのものは、簡単で短時間かもしれないけど、
他の要素が困ってくる。
特に、「タイミングよく」っていうのがね・・・
タイミングよく交換できてこそ、機能するのが使い捨て
たぶん、使い捨て吸収パッドは、
少しずつの飛び散りに困ってる方を、主な対象としてると、私は思う。
だから、そんなすぐに交換しなきゃならないってわけではない。と思う。
でも、
もしも、漏れが頻回ならば、交換頻度も高く必要だし、
漏れが時々しかない場合でも、大量だと、、、
その1回の大量漏れがいつ起こるんだか、、、すごく悩ましい。
また、少しずつしか漏れないとすると、
それはそれで、衛生面やら費用やら、いつ交換するのか、ちょっとしたストレスではある。
だから、使い捨て吸収パッドって、
タイミングよく交換できる誰かがいてこそ、ちゃんと機能する商品なんだ、
って思う。
整理してみると、
・漏れを起こす側の事情・・・漏れの量や頻度とか
・掃除する人(使い捨てを交換する人)の事情・・・タイミングよく取り替えできるのか
・そのトイレを使う人の事情・・・その交換状況でOKと感じるか
そういうのを考えてみて、
使い捨て吸収パッド、うちの事情に合ってるかな?と考えることは大事だと思う。
買って使って処分するまでの、トータルで考えてみたら
では、タイミングよく交換できたら、それでOKなのか・・・?
そうじゃない例を考えてみると
ゴミの管理
使い捨て吸収パッドは、トイレに流すことができない。
(私が知っている範囲では、だけども)
つまり、ゴミを出せるときまでは、
管理しなきゃいけない。
これがまた、、、
おしっこ吸収してるからね、
臭いのこと、衛生的に保管すること、
他のゴミよりも、気をつけて扱いたいもんだと思う。
ゴミをまとめて、捨てにいくまでには、
吸収パッドを一時保管しとく場所もいるし、
ゴミの日に出すのも、
出し忘れないように とか。
元気でこなせるうちは、
ちょこっとの努力でできることが、
忙しすぎたり、
体調が衰えたり、
忘れちゃったり、、、
ゴミの管理って、けっこう、すこしのことで難しくなる。
そして、適切に管理できなかった場合の、
影響もかなり大きいんだよね・・・
買い置きの管理
そして、買い置きね。
使い捨てというからには、
交換できるように、いつも常備してなきゃいけない。
無いと困るから、いつ、どのぐらいの量を買い置きしとくかっていうのは、大事。
これが、ふつうにできてるあいだは簡単であっても、
例えば、年取ると、だんだん難しくなってくるかもしれない。
そして、買ったら。
買い置きを、保管する場所、
どこに置いといたか記憶すること、も必要。
一連の流れを想像してみると・・・
ほかにも、ざっと想像してみると。
そもそも、
交換しなくちゃ、
と判断すること自体が、
むずかしくなることも、考えられる。
(交換しないままになることもあるし、
吸水パッドが剥がれてしまって、便器に落ちることもあり得る)
買い置きの保管場所を思い出すことや、
取り出すこと、
(取りにくい場所だと、こけたりも心配だ)、
古いものを適切に処理してから、
ゴミの置き場所へ保管すること、
(違うとこに、しまい込んじゃうこともあるかも)
そして、新しいものをちゃんと取り付け・・・
ゴミの日に、間違えずにゴミ出しし
(間違えてしまうと、回収されずに残されちゃったり、、)
・・・
細かいなっっと思います??
でも、つまずきポイントは、ほんといっぱいある。
そして、つまずいてしまって、
困ってるのは、
発見(?)した人、
お掃除する人、だけじゃなく、
そのトイレを使う他の人だったり、
もしかしたら、ご近所かもしれないし(ゴミ関連とか)、
なにより、
漏れを起こした人、
きれいにしたい、上手に管理したい、と思いつつ、うまくいかない人、
当事者が、いちばん気になってて、
どうしようもなく、困っちゃってるかもしれない。
極端と思われるかもしれない例をあげてみたけれど。
使い捨てって、
適切に準備して使って、適切に処分するまでの、
トータルを考えて使うってことが必要と思う。
便利とはいえない場合があるって思うのです。
むりなく続けられること 身近なサスティナブル
今、、サスティナブル、持続可能な社会をめざすSDGsとか、
耳にする機会が増えてます。
使い捨てって、
資源がもったいない、エコじゃないっていうのを、
最初にパッと思っちゃいがちだけど、
そういう、環境とかお金とかを抜きに考えたとしてもね、
使い捨てにかかってる、全部の手間とか、時間とか、考えてみたら、
じつは、そんなにラクじゃないよね??
けっこう、人間にも負荷かかってるよね??と。
もっと言えば、その時間の使い方って、有意義なのかなぁ?と。
だから、
使い捨て吸収パッドで助かってるっていう場合はいいとしても、
なにかしら、不便を感じてる場合、
漏れの状況が変わったり、
管理する人が忙しすぎたり、
管理できてたんだけど、だんだんできなくなったり。
使い捨てのメリットを活かすよりも、
デメリットのほうが大きくなってる場合は、
それこそほんとにもったいない。
サスティナブルって、
まずは、自分が使うものが、
自分にあってるものなのか、
自分自身の時間や、労力を見直してみることから始めるのも、ありだと思います。
使い分けが大切。
わたしたちがつくってる漏れ対策グッズ『おしっこガード とびちらずー』は、
そういう考えもあって、つくったものです。
無理なく続けられる漏れ対策で、
困ってることを減らすこと、
時間の制約を減らすこと、
それで、もっと、時間を、たのしいこと、ゆたかなことに使えたらいいな、と。
選択肢のひとつとして、検討していただけたら幸いです。